iPhoneのワイヤレス充電器のデメリット7つと向く人向かない人

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朝起きたらiPhoneが充電されていなかった。

ワイヤレス充電器を使い始めた人がいちばん最初にぶつかるのが、このトラブルです。

置くだけで充電できる便利さの裏で、有線にはないデメリットがいくつかあります。

買う前に知っておきたいデメリット7つと、それを減らす使い方を順番に紹介します。

1 iPhoneのワイヤレス充電器のデメリットは7つ

iPhoneのMagSafe充電器

iPhoneのワイヤレス充電器のデメリットは、遅さ、位置ずれ、使いにくさ、熱、ケース、電源、規格の7つです。

どれも、ケーブルを挿さずに電気を送る仕組みから来ています。

ひとつずつ、どんな場面で困るのかを見ておきましょう。

デメリット1 有線よりワイヤレス充電は遅い

ワイヤレス充電は、ケーブルで充電するより時間がかかります。

Appleは、Qi認証の充電器の多くは最大7.5Wで充電すると案内しています。

有線なら、iPhone 15以降は20W以上のアダプタで約30分で50%まで充電できます。

出かける前の30分で急いで充電したいときは、ワイヤレスでは間に合わないことが多いです。

デメリット2 置く位置がずれると充電されない

ワイヤレス充電は、iPhoneの背面の中心と充電器の中心が合っていないと始まりません。

寝る前に置いたつもりでも、少しずれていて朝まで充電されていなかった、という声はよく見かけます。

通知のバイブレーションで、置いたiPhoneが少しずつ動いてしまうこともあります。

デメリット3 充電しながらiPhoneを使いにくい

平らな充電器の上に置いて充電するので、充電中にiPhoneを手に持つと充電が止まります。

ケーブルなら、充電しながらベッドでSNSを見たり動画を見たりできますよね。

ワイヤレス充電器では、それができません。

デメリット4 ワイヤレス充電は熱を持ちやすい

ワイヤレス充電は、有線より本体が温かくなりやすいです。

熱くなりすぎると、iPhoneは80%から先の充電を止めることがあります。

これは故障ではなく、バッテリーを守るための動きです。

デメリット5 ケースやカードによってはワイヤレス充電できない

厚いケース、金属のケース、バッテリー付きのケースは、充電できないか遅くなります。

ケースにICカードや磁気ストライプのカードを入れていると、カードが壊れることもあります。

手帳型ケースにカードを入れている人は、とくに気をつけてください。

デメリット6 ワイヤレス充電器もコンセントにつなぐ

ワイヤレスといっても、充電器そのものはケーブルでコンセントにつなぎます。

ケーブルが1本もなくなるわけではないので、置き場所はコンセントの近くに限られます。

デメリット7 充電器とiPhoneの規格が合わないと遅い

ワイヤレス充電の速さは、充電器とiPhoneのうち、低いほうに合わせて決まります。

MagSafeに対応していないiPhoneは、MagSafe充電器に置いても速くなりません。

逆に、MagSafe対応のiPhoneでも、古いQi充電器に置けばQiの速さで充電されます。

2 ワイヤレス充電でiPhoneのバッテリーはすぐ傷むのか

ワイヤレス充電を使ったからといって、すぐにバッテリーが傷むわけではありません。

iPhoneには、熱くなりすぎたときに80%で充電を止める仕組みが入っています。

温度が下がれば、そのまま充電が再開されます。

それでも、熱はバッテリーにとってよくありません。

布団の上や、日の当たる窓ぎわで充電するのは避けたほうがいいです。

風が通る机の上に置くだけで、熱のこもり方はかなり変わります。

充電中にiPhoneを触れないほど熱くなったときは、いったん充電器から下ろしてください。ケースを外してから置き直すと、熱がこもりにくくなります。

3 iPhoneのワイヤレス充電器のデメリットを減らす使い方5つ

スタンド型のワイヤレス充電器

デメリットの多くは、置き方とケースと置き場所を変えるだけで減らせます。

次の5つを順番に試してみてください。

  1. iPhoneの画面を上にして、充電器のまん中に置く
  2. 厚いケースや金属のケースは外し、カードはケースから出しておく
  3. 布団の上を避けて、風の通る平らな場所に充電器を置く
  4. 寝る前はおやすみモードにして、バイブレーションで動かないようにする
  5. 急いで充電したいときだけ、ケーブルを使う

置く位置がずれやすい人には、磁石でくっつくMagSafe対応の充電器が向いています。

iPhone 12以降なら、背面の磁石で位置が決まるので、ずれて充電されないトラブルが減ります。

ステータスバーに充電のマークが出たかを、置いたあとに一度見るクセをつけておくと安心です。

4 ワイヤレス充電器が向く人と向かない人

寝ている間や仕事中に置きっぱなしにする人には向いていて、短い時間で急いで充電したい人には向いていません。

使い方 ワイヤレス充電器 ケーブル
寝ている間に充電する 向いている 向いている
出かける前に30分だけ充電する 向いていない 向いている
充電しながら動画を見る 向いていない 向いている
机で何度も手に取って戻す 向いている 抜き差しが手間
差し込み口の傷みを減らしたい 向いている 差すたびに傷む

ケーブルの抜き差しが1日に何回もある人ほど、ワイヤレス充電器の便利さを感じやすいです。

反対に、iPhoneを使いながら充電することが多い人は、ケーブルのほうがストレスがありません。

両方を使い分けるのも、よくあるやり方です。

5 iPhoneの機種ごとのワイヤレス充電の速さ

Qi2対応のワイヤレス充電スタンド

ワイヤレス充電はiPhone 8以降で使えて、速く充電できるMagSafeはiPhone 12以降です。

機種 使える充電 速さの目安
iPhone 8からiPhone 11、iPhone SE(第2・第3世代) Qi 最大7.5W
iPhone 12からiPhone 15 QiとMagSafe MagSafeで最大15W(20W以上のアダプタ)
iPhone 16以降 QiとMagSafe MagSafeの高速充電(30W以上のアダプタ)

MagSafeで速く充電するには、充電器に合うワット数のUSB-Cアダプタが必要です。

古い5Wのアダプタにつなぐと、MagSafe充電器でも速くなりません。

アダプタのワット数は、本体の小さな文字で見られます。

6 iPhoneのワイヤレス充電器は寝る前から試すのがおすすめ

ワイヤレス充電器のデメリットが気になる人は、まず寝る前の充電だけをワイヤレスにしてみるのがおすすめです。

寝ている間なら、遅さも、充電中に使えないことも、ほとんど気になりません。

位置ずれだけは、置いたあとに充電マークを見るクセで防げます。

日中に急いで充電したいときはケーブルを使い、夜はワイヤレス充電器に置くだけ。

この分け方なら、ワイヤレス充電器のデメリットはほとんど困らない程度になります。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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