イヤホンを外したら、シリコンのイヤーピースが耳あかでベタベタになっていた。そんなとき、水で洗っていいのか迷いますよね。
シリコンのイヤーピースは、本体から外せば中性洗剤で洗えます。気をつけたいのは、洗い方そのものより、使う液体と乾かし方です。
ここでは、シリコンイヤーピースの洗い方を、汚れのタイプ別と素材別に分けて紹介します。
シリコンイヤーピースの洗い方は薄めた中性洗剤で手洗い
シリコンのイヤーピースは、イヤホン本体から外して、薄めた中性洗剤で手洗いするのが基本です。
ソニーやロジクールのサポートページでも、イヤーピースを外してから、薄めた中性洗剤や石けんとぬるま湯で洗う方法が案内されています。
イヤホン本体は水に弱い機種が多いので、洗うのはイヤーピースだけにします。
シリコンイヤーピースを洗う前に用意するもの
- 台所用の中性洗剤
- 小さめのコップか器(ぬるま湯を入れる)
- 綿棒
- 使い古しのやわらかい歯ブラシ
- ティッシュか乾いたタオル
洗剤は、食器用の中性洗剤で十分です。水に対して1〜2%くらい、数滴たらす程度に薄めます。
シリコンイヤーピースの洗い方6ステップ
- イヤーピースの根元をつまんで、ねじりながらイヤホンから外す
- ぬるま湯に中性洗剤を数滴入れて混ぜる
- イヤーピースを入れて、指の腹で表と裏をもみ洗いする
- 筒の中は綿棒か歯ブラシでやさしくこする
- 流水で洗剤をしっかりすすぐ
- タオルで水気をふき取り、風通しのいい場所で乾かす
ソニーの説明書では、汚れが見えなくなるまでやさしくこすり洗いするように書かれています。
強くこすると表面に細かい傷がつくので、力はいりません。
【汚れのタイプ別】シリコンイヤーピースの洗い方の違い
汚れのタイプによって、洗い方で力を入れる場所が変わります。
同じシリコンイヤーピースでも、耳あか、皮脂、においでは落とし方が少し違います。
【耳あかが筒に詰まった】綿棒で内側から押し出す
いちばん多いのが、イヤーピースの筒の中に耳あかが詰まっているケースです。
ここが詰まると、音がこもって小さく聞こえます。
洗剤液につけたあと、綿棒を筒の中に入れて、くるくる回しながら外へかき出してください。
綿棒が太くて入らないときは、歯ブラシの毛先で筒の口をこするのがおすすめです。
【皮脂でベタつく】中性洗剤で裏側までもみ洗い
指で触るとベタッとするのは、皮脂がシリコンの表面に残っているからです。
かさを裏返すようにして、内側も指の腹でもみ洗いします。
ベタつきは水だけではほとんど落ちないので、中性洗剤を使うのがおすすめです。
【においが取れない】洗ったあとの乾かし時間を長めにとる
においの原因は、汗や皮脂、耳あかに雑菌が増えることです。
洗ったあとに湿ったままイヤホンに付けると、においが戻りやすくなります。
においが気になるシリコンイヤーピースは、洗ったあと3〜6時間くらい陰干しして、しっかり乾かしてから付け直しましょう。
【白い粉や黄ばみ】洗っても落ちないなら交換を考える
白っぽい汚れは、乾いた皮脂や洗剤の残りのことが多いです。
もう一度すすぎ直して落ちるなら問題ありません。
黄ばみや変色は、シリコン自体が変わっていることがあり、洗い方を変えても元に戻らないことが多いです。
【素材別】シリコン以外のイヤーピースは洗い方が違う
水で洗ってよいのはシリコンのイヤーピースで、フォームタイプは水洗いできない製品が多いです。
まず、手元のイヤーピースの素材を確かめてから洗いましょう。
| 素材 | 見分け方 | 洗い方 |
|---|---|---|
| シリコン | つるっとしていて、つぶしてもすぐ戻る | 中性洗剤で手洗いできる |
| フォーム(ウレタン) | つぶすと数秒かけてゆっくり戻る | 水洗い不可の製品が多い。説明書を確認 |
| ハイブリッド | かさはシリコン、軸だけ硬い素材 | シリコンと同じでよい製品が多い |
フォームタイプは水を吸うと乾きにくく、形が戻らなくなることがあります。
フォームの汚れは、乾いたティッシュや布で表面をふき取るくらいにしておくと安心です。
ハイブリッドタイプも、メーカーの説明書に洗い方が書いてあれば、そちらに従ってください。
シリコンイヤーピースの洗い方でやってはいけないこと
アルコールや熱いお湯、ドライヤーの熱は、シリコンのイヤーピースを傷める原因になります。
よかれと思ってやったことで、イヤーピースを傷めてしまう人は少なくありません。
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| アルコールやベンジンでふく | 表面を傷めるとソニーが注意している |
| 熱湯につける | 形がゆがむことがある |
| ドライヤーの熱風で乾かす | 変形や劣化につながる |
| イヤホン本体ごと水で洗う | 中に水が入って故障の原因になる |
| 漂白剤につける | 色が抜けたり傷んだりする |
アルコールについては、メーカーによって案内が違います。
イヤホン本体の外側を70%のアルコールでふいてよいとするメーカーもありますが、イヤーピースは中性洗剤で洗うほうが安心です。
洗ったシリコンイヤーピースの乾かし方と付け直し方
洗ったイヤーピースは、筒の中まで完全に乾いてからイヤホンに付け直します。
濡れたまま付けると、ノズルの中に水が入って音がこもったり、においが戻ったりします。
シリコンイヤーピースの乾かし方は陰干し
タオルで外側をふいたあと、筒を下に向けて振り、中の水を落とします。
そのあと、直射日光の当たらない、風通しのいい場所で乾かしてください。
筒の中は乾きにくいので、外側が乾いていても、念のため数時間おくと安心です。
付け直すときは奥まで差し込む
シリコンイヤーピースを付け直すときは、軸をノズルのいちばん奥まで押し込みます。
差し込みが浅いと、耳から外したときにイヤーピースだけが耳に残ることがあります。
付けたあとに軽く引っぱってみて、抜けなければ大丈夫です。
洗い方の頻度は週1回が目安 洗っても戻らないなら交換
シリコンイヤーピースは週に1回くらい洗い、毎回使ったあとは乾いた布でふいておくのがおすすめです。
毎日使う人や、運動で汗をかく人は、もう少し回数を増やしてもかまいません。
使ったあとにすぐできるシリコンイヤーピースのお手入れ
- 使い終わったらイヤーピースの表面を乾いた布かティッシュでふく
- 汗をかいたときは、すぐケースに入れずに少し乾かす
- ケースの中もときどき乾いた布でふく
これだけでも、耳あかがたまるスピードがかなり変わります。
交換したほうがいいシリコンイヤーピースのサイン
- かさの部分が破れている、切れ目がある
- 洗ってもベタつきが取れない
- つぶしたあと、元の形に戻るのが遅い
- 黄ばみや変色が目立つ
- 前より耳から落ちやすくなった
ひとつでも当てはまるなら、洗い方を工夫するより、新しいイヤーピースに替えるほうが早いです。
シリコンのイヤーピースは、3〜6か月で交換する人が多いです。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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