スマホで電子書籍を読んでいて、目が疲れるから専用の電子書籍リーダーに替えようか迷っている。でも、買ってから「思っていたのと違った」となるのは避けたいですよね。
電子書籍リーダーのデメリットは、ほとんどが「何を読むか」と「どこで買うか」で決まります。文字の本を同じストアで買う人なら、気にならないものが大半です。
ここでは、電子書籍リーダーのデメリットを困る場面ごとに分けて、買う前に自分に当てはまるかを確かめる方法まで紹介します。
電子書籍リーダーのデメリットは7つ 困る場面で分かれる
電子書籍リーダーのデメリットは大きく7つあり、どれも「困る人」と「困らない人」がはっきり分かれます。
先に一覧で見て、自分に当てはまる行があるかを確かめてみてください。
| デメリット | 困る場面 | 気にならない人 |
|---|---|---|
| 買ったストアの本しか読めない | 複数のストアで本を買っている | 1つのストアで買っている人 |
| 白黒の画面が多い | カラー漫画や雑誌を読む | 小説やビジネス書が中心の人 |
| ページめくりが遅い | 漫画をパラパラ読み返す | 1ページずつ順に読む人 |
| 画面が小さい | 見開きの漫画やPDFを読む | 文字の大きさを変えて読む人 |
| ネットや動画が使えない | 1台で何でも済ませたい | 読書だけに使う人 |
| 本を売ったり貸したりできない | 読んだ本を売っている | 読み返す本を手元に置く人 |
| 端末代が別にかかる | 月に1冊も読まない | 毎月何冊も読む人 |
表の真ん中の列に当てはまるものが2つ以上あるなら、電子書籍リーダーより、タブレットや紙の本のほうが合っているかもしれません。
1つもなければ、電子書籍リーダーのデメリットで困ることはほとんどありません。
買ったストアの本しか読めないのがいちばん大きなデメリット
電子書籍リーダーの多くは、そのメーカーのストアで買った本しか読めません。
たとえば、Kindle端末では楽天Koboで買った本は読めません。
反対に、Kobo端末ではKindleストアの本は読めません。
ここでつまずく人がいちばん多いんです。
スマホなら、Kindleのアプリと楽天Koboのアプリを両方入れて読めますよね。
その感覚のまま専用端末を買うと、片方のストアの本が読めないことに後から気づきます。
どうしても複数のストアを1台で読みたいなら、Androidが入った電子書籍リーダーという選び方もあります。
ただ、Android入りの機種はストアごとにアプリを入れる手間がかかり、本体も重くなりがちです。
読書だけに使うなら、ストアを1つにそろえるほうが早いです。
白黒の画面とページめくりの遅さ 漫画と雑誌で困るデメリット
漫画や雑誌が中心の人は、画面の色とページめくりの遅さで不満が出やすいです。
電子書籍リーダーの画面は、紙に近い見え方をする電子ペーパーです。
目が疲れにくい代わりに、液晶とは苦手なところが違います。
白黒の電子書籍リーダーではカラー漫画の色が分からない
多くの電子書籍リーダーは白黒の画面です。
カラーのページも白黒で表示されるので、雑誌の写真や料理本の色は分かりません。
カラー表示の電子書籍リーダーもありますが、スマホやタブレットの液晶ほど鮮やかではありません。
色をしっかり見たい本は、タブレットで読むと決めておくと困りません。
電子書籍リーダーのページめくりは液晶より遅い
電子ペーパーは、表示を切り替えるのに少し時間がかかります。
1ページずつ読み進めるぶんには、ほとんど気になりません。
気になるのは、漫画で前のページを何度も行き来したり、目次から読みたいところを探したりするときです。
ページを切り替えるときに、画面が一瞬白黒に反転するのも、最初は戸惑う人が多いところです。
見開きのページや図の多い本は小さくなる
電子書籍リーダーの画面は6〜7インチが中心で、スマホより少し大きいくらいです。
漫画の見開きページや、図表の多い専門書、PDFの資料は、文字が小さくなって読みにくくなります。
小説のように文字の大きさを変えられる本なら、この問題は起きません。
本を売れない 読み放題が終わると読めない お金のデメリット
電子書籍は、読み終わった本を売ることも、人に貸すこともできません。
紙の本なら、読んだあとに古本として売ってお金に替えられます。
電子書籍ではそれができないので、売る前提で新刊を買っている人には出費が増えます。
読み放題で読んだ本は解約すると読めなくなる
読み放題サービスで読んでいた本は、解約すると端末から読めなくなります。
買った本とは扱いが違うので、気に入った本は買い直す必要があります。
ストアが終わると読めなくなる本もある
これまでにも、電子書籍ストアがサービスを終えて、買った本が読めなくなった例があります。
大手のストアでも、絶対に終わらないとは言い切れません。
何度も読み返したい本だけは、紙でも持っておくと安心です。
電子書籍リーダーのデメリットを買う前に確かめる4つの手順
デメリットの多くは、スマホと手持ちの本だけで買う前に確かめられます。
端末を買ってから気づくより、先に試しておくほうがずっと楽です。
手順1 スマホに読書アプリを入れて1冊読み切る
まず、買おうとしている端末と同じストアのアプリをスマホに入れます。
そのストアで1冊買って、最後まで読んでみてください。
本の品ぞろえや、読みたいシリーズが入っているかがここで分かります。
手順2 アプリの表示を白黒にして漫画を読む
スマホの設定で画面をグレースケールにすると、白黒の画面で読む感じに近くなります。
カラーのページが白黒になっても気にならないかを、よく読む漫画で確かめてみてください。
手順3 持っている電子書籍をストアごとに数える
いま持っている本がどのストアに何冊あるかを数えます。
2つのストアに同じくらいずつあるなら、専用端末ではどちらかが読めなくなります。
手順4 家電量販店で電子書籍リーダーの実機を試す
最後に、店頭の展示機でページを10回ほどめくってみます。
漫画を読む人は、見開きのページも表示させて、文字が読めるかを見ておきましょう。
ここまでやって気にならなければ、電子書籍リーダーを買って困ることはまずありません。
電子書籍リーダーが向くのは文字の本を毎日読む人
小説やビジネス書を1つのストアで買い、毎日少しずつ読む人なら、電子書籍リーダーのデメリットはほとんど気になりません。
電子書籍リーダーは、通知が来ないので読書に集中しやすく、充電も数週間に1回で済みます。
寝る前にスマホで読んでいて目が疲れる人には、替える理由がはっきりあります。
反対に、カラーの雑誌や漫画が中心の人、ストアを使い分けている人は、タブレットのほうが困りません。
読む本の種類と買うストアを先に決めてから、端末を選ぶのがおすすめです。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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