モバイルバッテリーの寿命の確認方法5つ 危険なサインと捨て方も

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買ったころは2回充電できたモバイルバッテリーで、スマホが1回しか充電できなくなった。

その多くは故障ではなく、中の電池が少しずつ減っていく寿命によるものです。

モバイルバッテリーの寿命を家で確認する方法と、すぐに使うのをやめたほうがいいサイン、寿命が来たあとの捨て方まで順番に紹介します。

モバイルバッテリーの寿命は充電300回から500回が目安

Anker Nano Power Bank 10000mAh

モバイルバッテリーの寿命は、充電と放電を300回から500回くり返したあたりが目安です。

毎日1回使い切って充電する使い方だと、1年から1年半くらいでこの回数に届きます。

週に2回くらいしか使わないなら、3年ほどもつこともあります。

寿命は「新品の8割までためられなくなったとき」

モバイルバッテリーの中の電池はリチウムイオン電池で、使うたびにためられる電気の量が少しずつ減ります。

ためられる量が新品の80%を下回ったところを、寿命の目安にしているメーカーが多いです。

80%になっても使えなくなるわけではありませんが、そこから先は減り方が早くなっていきます。

モバイルバッテリーの充電回数は「合計100%」で1回と数える

ここでいう1回は、0%から100%まで充電したときの回数です。

50%から100%の充電を2回したときも、合わせて100%なので1回と数えます。

継ぎ足しで充電していても、寿命の回数が早く進むわけではありません。

モバイルバッテリーの寿命を家で確認する5つの方法

エレコム モバイルバッテリー 10000mAh

次の5つのうち2つ以上当てはまるなら、モバイルバッテリーの寿命が近いと考えて買い替えの準備をしましょう。

どれも道具を使わずに、ふだん使いながら確かめられるものです。

1 モバイルバッテリーを買ってから何年たったかを確認する

まずは、モバイルバッテリーを買った時期を思い出してみてください。

毎日のように使っているなら1年、ときどき使うくらいなら2年から3年が、寿命を気にし始める時期です。

通販で買ったなら、購入履歴を見ると日付が分かります。

2 スマホを何回充電できるかで寿命を比べる

いちばん分かりやすいのが、満タンのモバイルバッテリーでスマホを何回充電できるかです。

買ったときに2回充電できていたのが1回半になっていたら、ためられる量は75%くらいまで減っています。

この確認方法は次の章で、手順を分けて紹介します。

3 モバイルバッテリー本体の充電時間を確認する

モバイルバッテリー本体を満タンにする時間が、前より短くなっていないか見てください。

ためられる量が減ると、少ない量で満タンになるので、充電が早く終わるようになります。

逆に、いつまでたっても満タンにならないときは、中の電池か充電の部品が傷んでいることがあります。

4 残量ランプの減り方を確認する

残量ランプが4つ点く機種なら、1つ消えるまでの時間を気にしてみてください。

スマホを少し充電しただけでランプが2つ減る、満タンだったのに翌日には1つ減っている、という状態は劣化が進んだサインです。

5 充電中の熱さを確認する

充電しているときに、本体が前より熱くなっていないか手で触ってみてください。

ほんのり温かいくらいなら問題ありませんが、持っていられないほど熱いなら、すぐに充電をやめましょう。

スマホの充電回数でモバイルバッテリーの寿命を確認する手順

モバイルバッテリーを満タンにして、スマホを20%から100%まで何回充電できるかを数えると、寿命がどれくらい近いかが分かります。

数字で比べられるので、なんとなく減った気がする、という状態から抜けられます。

  1. モバイルバッテリーを満タンまで充電する
  2. スマホの残量が20%まで減ったら、モバイルバッテリーにつなぐ
  3. スマホが100%になったら外して、何回目かをメモする
  4. モバイルバッテリーの残量ランプが全部消えるまで、2と3をくり返す
  5. メモした回数を、買ったときの回数と比べる

1回目は20%から100%なので、80%分の充電を1回と数えます。

最後に100%まで届かずに止まったときは、「あと半分くらい」のように分かる範囲で書いておけば十分です。

買ったときの回数が分からないときの寿命の目安

買ったときの回数を覚えていない人のほうが多いですよね。

その場合は、本体の裏に書かれている「定格容量」を見てください。

定格容量は、USBからスマホへ実際に送り出せる電気の量で、本体の大きな数字より少なく書かれています。

比べる数字 見る場所 使い方
定格容量 モバイルバッテリーの裏面 送り出せる電気の量
スマホの電池容量 メーカーの仕様ページ 1回の充電で使う量
定格容量÷電池容量 自分で計算 新品で充電できる回数のおおよそ

たとえば定格容量が6,000mAhで、スマホの電池が4,000mAhなら、新品で1回半ほど充電できる計算です。

実際の回数がこの半分くらいしかないなら、モバイルバッテリーの寿命はかなり近いと考えてください。

スマホを使いながら充電すると、その分の電気も使うので回数が少なく出ます。モバイルバッテリーの寿命を確認するときは、画面を消して充電しましょう。

すぐに使うのをやめたいモバイルバッテリーの危険なサイン

CIO SMARTCOBY Pro SLIM 10000mAh

本体がふくらんでいる、変なにおいがする、触れないほど熱いときは、モバイルバッテリーの寿命を確認するより先に使うのをやめてください。

この3つは、中の電池から発火するおそれがあるサインです。

サイン 見分け方 どうするか
本体のふくらみ 机に置くとガタつく、ケースのすき間が開いている 充電も給電もやめる
においや液もれ 甘いにおい、焦げたにおい、べたつき 触らずに使うのをやめる
異常な熱さ 充電中に持っていられない ケーブルを抜いて燃えない場所に置く
落としたあとの不調 へこみやひび、ランプの点き方がおかしい 使うのをやめて買い替える

ふくらみは、机の上に置いてみると分かりやすいです。

平らな面がくるくる回ったり、角が浮いたりするなら、中でガスがたまっています。

ふくらんだモバイルバッテリーを押してへこませたり、穴を開けてガスを抜いたりするのは絶対にやめてください。中の電池が傷ついて、その場で発火することがあります。

モバイルバッテリーの寿命を延ばす使い方と保管のしかた

モバイルバッテリーの寿命を延ばすには、熱いところに置かないことと、0%のまま放っておかないことの2つを守りましょう。

リチウムイオン電池は、温度が高いほど、そして満タンや空っぽのまま置くほど劣化が早く進みます。

モバイルバッテリーを使うのは0℃から40℃の場所

多くのメーカーが、使う温度を0℃から40℃、保管する温度を0℃から35℃としています。

夏の車の中やダッシュボードの上は、この温度を大きく超えるので置きっぱなしにしないでください。

布団の中やカバンの奥で充電すると熱がこもるので、風が通るところで充電するのがおすすめです。

しばらく使わないなら50%から80%にしておく

旅行用などで何か月も使わないモバイルバッテリーは、50%から80%くらいまで充電してしまっておきましょう。

使わなくても電気は少しずつ減っていくので、3か月に1回は50%以上まで充電し直します。

0%のまま半年以上置いておくと、充電しても電気がたまらなくなることがあります。

スマホを使いながらの充電は控える

スマホで動画やゲームをしながらモバイルバッテリーで充電すると、スマホもモバイルバッテリーも熱くなります。

急いでいないときは、画面を消して充電するだけでも、モバイルバッテリーの寿命を縮めにくくなります。

寿命が来たモバイルバッテリーの捨て方

寿命が来たモバイルバッテリーは、燃えないごみには出さず、家電量販店やホームセンターにある小型充電式電池のリサイクルボックスに入れましょう。

ごみ収集車やごみ処理施設で押しつぶされると、そこから火が出ることがあるためです。

  1. モバイルバッテリーの残量をできるだけ使い切る
  2. USBの差し込み口にビニールテープを貼る
  3. 家電量販店やホームセンターのリサイクルボックスに入れる

ふくらんでいるもの、割れているものは、リサイクルボックスに入れられないことが多いです。

その場合は、お住まいの自治体の案内か、モバイルバッテリーのメーカーの窓口で出し方を確認してください。

モバイルバッテリーの捨て方は自治体によって違い、有害ごみや危険ごみとして回収しているところもあります。出す前に、お住まいの自治体のホームページで確認しておくと安心です。

モバイルバッテリーの寿命は半年に1回の確認で早めに気づける

半年に1回、満タンのモバイルバッテリーでスマホを何回充電できるかを数えておくと、寿命が来る前に気づけます。

1年以上毎日使っているなら、充電できる回数と残量ランプの減り方を一緒に見ておきましょう。

本体のふくらみや熱さに気づいたときは、回数に関係なくその日のうちに使うのをやめてください。

寿命が来たモバイルバッテリーは、テープで差し込み口をふさいでリサイクルボックスへ出せば、片付けまで終わります。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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