開放型ヘッドホンのデメリットは使う場所で決まる|音漏れと困る場面

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開放型ヘッドホンは音が広がって聞こえると聞いて気になっているけれど、音漏れがどれくらいなのか分からず迷っている。そんな人は多いです。

開放型ヘッドホンのデメリットは、どこで使うかでほとんど決まります。自分の部屋で一人で聞くなら気にならないことが多く、電車や家族のいるリビングでは困ることが増えます。

ここでは、開放型ヘッドホンのデメリットを使う場面ごとに分けて、困らない使い方と、密閉型にしたほうがいい人の見分け方まで紹介します。

開放型ヘッドホンのデメリットは音漏れと外の音が入ること

開放型ヘッドホンの大きなデメリットは、音が外に漏れることと、外の音がそのまま耳に入ってくることの2つです。

開放型ヘッドホンは、耳を覆うカップの外側がメッシュや穴の開いた作りになっています。

音がこもらずに外へ抜けるので、広がりのある音で聞けます。

その代わり、聞いている音は外にも出ていきますし、外の音も同じ穴から入ってきます。

ほかにも、使っている人からよく挙がるデメリットがあります。

  • 低音の迫力が密閉型より弱く感じる
  • 本体が大きく、持ち歩きに向かない
  • 有線のモデルが多く、ワイヤレスの開放型ヘッドホンは少ない
  • スマホに直接つなぐと音量が足りないモデルがある

どれも、使う場所と聞くものが合っていれば気にならないデメリットです。

ここからは、場面ごとにどんな困りごとが出るのかを順番に見ます。

電車やカフェでは開放型ヘッドホンの音漏れが迷惑になる

電車やカフェのような人の近くで使う場所では、開放型ヘッドホンはおすすめしません。

理由は3つあります。

開放型ヘッドホンの音漏れは隣の席まで届く

開放型ヘッドホンは、ふつうの音量でも隣の人に何の曲か分かるくらい音が漏れます。

静かな車内や図書館では、小さめの音量でもシャカシャカした音が周りに聞こえます。

自分では気づきにくいので、外で使うと知らないうちに周りの人を困らせてしまいます。

外の騒音で音量を上げてしまう

外の音がそのまま入ってくるので、電車の走行音やお店のBGMに音楽が負けてしまいます。

聞こえにくいからと音量を上げると、音漏れはさらに大きくなります。

耳への負担も増えるので、騒がしい場所で開放型ヘッドホンを使うのは避けたほうがいいです。

本体が大きくて持ち運びにくい

開放型ヘッドホンは家で使う前提で作られたモデルが多く、折りたためないものがほとんどです。

カバンに入れるとかさばり、メッシュの部分を押しつぶさないか気をつける必要もあります。

外で使うヘッドホンがほしいなら、最初から密閉型かノイズキャンセリング付きのものを選ぶほうが困りません。

家族のいる部屋で開放型ヘッドホンを使うと困る場面

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家の中でも、家族と同じ部屋にいるときは開放型ヘッドホンの音漏れが気になります。

ヘッドホンをしているのに、横にいる家族から「音が聞こえる」と言われるのはこの場面です。

夜の寝室では小さな音漏れでも耳につく

寝る前に音楽やオーディオブックを聞く人は多いですよね。

部屋が静かな夜は、昼間なら気にならない音漏れでも、隣で寝ている人には聞こえてしまいます。

寝室で使うなら、音量をかなり下げるか、密閉型のヘッドホンやイヤホンにしたほうが安心です。

テレビや話し声が混ざって集中しにくい

反対に、家族の話し声やテレビの音は、開放型ヘッドホンをしていてもほとんどそのまま聞こえます。

映画のセリフや、オーディオブックの小さな声を聞き取りたいときは、ここがデメリットになります。

逆に、呼ばれたらすぐ気づけるという良さもあります。

小さな子どもがいて声をかけられたら返事をしたい人には、開放型ヘッドホンのほうが使いやすい場面もあります。

ゲームやWeb会議で開放型ヘッドホンを使うときの注意点

マイクを使うときは、開放型ヘッドホンから漏れた音がマイクに入ることに気をつけてください。

ここは買う前には気づきにくく、使ってから困る人が多いところです。

相手の声がマイクに入って聞き返される

Web会議で、パソコンのマイクやスタンドマイクを使っていると、ヘッドホンから漏れた相手の声をマイクが拾うことがあります。

相手には自分の声が少し遅れて聞こえるので、話しにくいと言われる原因になります。

会議で使うなら、ヘッドホンの音量を下げるか、口元に近いマイクを使うと音を拾いにくくなります。

録音や配信をする人も同じで、録った音声に聞いていた音が入ることがあります。

ゲームでは没入感より聞き分けやすさが上

ゲームでは、開放型ヘッドホンは音がこもらず、足音や銃声の方向が分かりやすいという声が多いです。

一方で、外の音が入るので、ゲームの世界に入り込みたい人には物足りなく感じます。

家族のいる部屋でゲームをすると、効果音が周りに漏れることもあります。

一人の部屋で長時間遊ぶ人には向いていて、リビングで遊ぶ人には密閉型が向いています。

開放型ヘッドホンの音のデメリットは低音とスマホでの音量

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開放型ヘッドホンは、ズンズン響く低音が好きな人と、スマホに直接つないで聞きたい人にはデメリットが出やすいです。

低音の迫力は密閉型より弱く感じる

開放型ヘッドホンは、音が外へ抜けるぶん、低音がこもらずすっきり聞こえます。

クラシックや女性ボーカル、アコースティックの曲では、この聞こえ方を好む人が多いです。

反対に、EDMやヘビーメタルのような低音で体が揺れるような曲を聞きたい人には、迫力が足りなく感じます。

スマホに直接つなぐと音が小さいことがある

開放型ヘッドホンには、インピーダンスという数字が高いモデルがあります。

この数字が高いと、スマホやパソコンのイヤホン端子につないでも、音量を最大にしてやっと聞こえるということがあります。

スマホで聞くつもりなら、買う前に「スマホ直結でも音量が取れるか」をメーカーの説明やレビューで確かめておくと安心です。

数字が高いモデルを選ぶ場合は、ヘッドホンアンプを一緒に使う前提で考えましょう。

インピーダンスの目安は、メーカーの仕様表に「Ω(オーム)」で書かれています。数字が大きいほど、スマホだけでは音量が取りにくくなります。

開放型ヘッドホンのデメリットを減らす使い方

デメリットのほとんどは、使う場所と音量を決めておくだけで減らせます。

開放型ヘッドホンを買う前と、使い始めてからできることを場面ごとにまとめました。

場面 困りごと 減らし方
自分の部屋 ほとんどない そのまま使ってOK
家族のいるリビング 音漏れと生活音 音量を下げる 会話中は外す
夜の寝室 小さな音漏れ 密閉型やイヤホンに替える
Web会議 マイクが音を拾う 口元のマイクを使う
電車やカフェ 周りに音が漏れる 開放型は使わない

音漏れの量を確かめたいときは、ヘッドホンを机に置いて、いつもの音量で曲を流してみてください。

1メートルほど離れて聞こえる音が、だいたい周りの人に聞こえている音です。

家族に頼んで、隣に座った状態で聞こえるかを確かめてもらうのも分かりやすいです。

開放型ヘッドホンのメッシュ部分は、飲み物やほこりが入りやすい作りです。使わないときはスタンドにかけるか、袋に入れておくと長く使えます。

開放型ヘッドホンが向く人と密閉型にしたほうがいい人

KOSS PORTAPRO

自分の部屋で一人で、長い時間音楽やオーディオブックを聞く人には、開放型ヘッドホンのデメリットはほとんど気になりません。

耳を密閉しないので蒸れにくく、2時間、3時間とつけていても耳の中が暑くなりにくいです。

夏場に密閉型をつけていて汗が気になった人からは、開放型にして楽になったという声が多いです。

開放型ヘッドホンが向いているのは、次のような人です。

  • 自分の部屋で一人で聞く時間が長い
  • クラシックやボーカル曲、朗読をすっきりした音で聞きたい
  • ヘッドホンの蒸れや耳の圧迫感が苦手
  • 呼ばれたときに気づける状態で聞きたい

反対に、次のような人は密閉型のヘッドホンを選んだほうが困りません。

  • 電車やカフェなど外で使うことが多い
  • 家族と同じ部屋や寝室で使う
  • 低音の迫力を重視する
  • スマホだけで聞きたいのに、アンプを使う気はない

どこで使うかがはっきりしていれば、開放型ヘッドホンで困ることはあまりありません。

まずは、いちばん長く使う場所を思い浮かべてから選ぶのがおすすめです。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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