スマートスピーカーを買おうとして、Alexa、Googleアシスタント、Siriのどれにするかで手が止まっていませんか。
実は、音楽、天気、タイマーのような毎日使う機能は、どのスマートスピーカーでもできます。差が出るのは、買い物、テレビとの連携、スマホとの連携の3つです。
ここでは、スマートスピーカーでできることを3つのアシスタントで比較し、自分の家ではどれを選べばいいかを紹介します。
スマートスピーカーでできることの比較表
先に答えを書くと、基本の機能は3つとも同じで、違いは「どのサービスと一緒に使うか」だけです。
話しかけて使える主な機能を、アシスタントごとに並べると次のとおりです。
| できること | Alexa(Echo) | Googleアシスタント(Nest) | Siri(HomePod) |
|---|---|---|---|
| 音楽を流す | できる | できる | できる(Apple Music中心) |
| 天気やニュースを聞く | できる | できる | できる |
| タイマーとアラーム | できる | できる | できる |
| 家電を声で操作する | できる | できる | できる(ホームアプリ対応の家電) |
| 声で買い物をする | Amazonで買える | 買い物リストまで | 買い物リストまで |
| テレビに動画を映す | Fire TVと連携 | Chromecastと連携 | Apple TVと連携 |
| 家族への一斉の呼びかけ | アナウンス | ブロードキャスト | インターコム |
表を見ると分かるとおり、スマートスピーカーでできることの多くは横並びです。迷ったら、下の「声で買い物をする」「テレビに動画を映す」の行だけを見て比較してください。
どのスマートスピーカーでもできること6つ
メーカーに関係なく、音楽、情報、時間、質問、家電、家族への連絡の6つはどのスマートスピーカーでもできます。
- 音楽を流す。「リラックスできる曲をかけて」のように曲名を知らなくても頼めます
- 天気、ニュース、交通情報を聞く。朝の身支度中に「天気を教えて」と聞くだけです
- タイマーとアラームをかける。料理中で手がぬれていても声だけでセットできます
- 調べものをする。「123かける456は」のような計算や、英語での言い方も答えてくれます
- 家電を操作する。対応した照明やエアコンなら「電気を消して」で動きます
- 家中のスピーカーに呼びかける。2台以上あれば「ご飯できたよ」を全部の部屋に流せます
スマートスピーカーを買った人がいちばん使っているのは、タイマーと天気、音楽の3つという声が多いです。この3つが目当てなら、どのアシスタントを選んでも困りません。
Alexaのスマートスピーカーは声の買い物と画面付き
AmazonのEchoシリーズに入っているAlexaは、Amazonで声だけで注文できるのがほかの2つにない機能です。
「アレクサ、トイレットペーパーを注文して」と話しかけると、前に買ったことのある商品から候補を読み上げてくれます。日用品をいつも同じものでくり返し買う家なら、スマホを開く回数が減ります。
Alexaのスマートスピーカーには、次のような特徴もあります。
- 画面付きのEcho Showなら、レシピや天気を目で見て確かめられる
- Echo Show同士なら、ビデオ通話で離れて住む家族の顔を見て話せる
- スキルという追加機能を入れると、ラジオやクイズなどできることを増やせる
- Fire TVと組み合わせると、Echoをテレビのスピーカーとして使える
Googleのスマートスピーカーは調べものとYouTube
GoogleのNestシリーズは、Google検索とYouTube、Googleカレンダーをふだん使っている人ほどできることが増えます。
音声の聞き取りの正確さは、Googleアシスタントがいちばん高いという評価が多いです。言い間違えたり、言い方があいまいだったりしても、意図をくみ取って答えてくれる場面が多いです。
Googleアシスタントのスマートスピーカーでできることで、とくに便利なのは次の3つです。
- 「テレビでYouTubeの料理動画を見せて」で、Chromecastをつないだテレビに動画が映る
- 「予定を教えて」で、Googleカレンダーの予定を読み上げてくれる
- 「ブロードキャスト、もうすぐ出かけるよ」で、家中のNestから一斉に声が流れる
Androidのスマホを使っているなら、同じGoogleアカウントでログインするだけで準備がほぼ終わります。スマホで作った買い物リストを、キッチンのスマートスピーカーに読み上げさせることもできます。
SiriのHomePodはiPhoneの人向け
AppleのHomePodに入っているSiriは、iPhoneとApple Musicを使っている人なら、設定の手間がいちばん少ないスマートスピーカーです。
iPhoneを近づけるだけで初期設定が進み、iPhoneで聴いていた曲をHomePodに切り替えることもできます。家電はiPhoneの「ホーム」アプリに登録したものを声で動かします。
気をつけたいのは、音楽サービスとの相性です。Apple Musicなら曲名やアーティスト名で頼めますが、ほかの聴き放題サービスは声での指定がしにくい場合があります。Spotifyなどをメインで使っている人は、AlexaかGoogleのスマートスピーカーのほうが比較しても扱いやすいです。
声での買い物や、画面付きの機種がない点もほかの2つと違うところです。画面でレシピや天気を見たい人は、上の写真のEcho Showのような画面付きのスマートスピーカーも比べてみてください。
スマートスピーカーでできないこと 買う前に知っておきたい4つ
スマートスピーカーは話しかければ何でもしてくれるわけではありません。古い家電、有料の音楽、終了したサービス、マイクの扱いの4つは買う前に知っておきましょう。
赤外線リモコンの家電はそのままでは動かない
スマートスピーカーで操作できるのは、Wi-Fiにつながる家電だけです。赤外線のリモコンで動く古いエアコンやテレビを声で動かすには、スマートリモコンを別に用意して、スマートスピーカーとつなぐ必要があります。
聴き放題は有料プランが前提のことが多い
「〇〇の新曲をかけて」のように曲を指定して流すには、音楽サービスの有料プランが必要になることが多いです。無料のままだと、選んだ曲ではなく、おまかせの曲が続けて流れる場合があります。使っている音楽サービスが対応しているかは、各社の案内で確かめてください。
LINEのCLOVAのスピーカーは話しかけて使えない
以前売られていたLINEのCLOVAのスピーカーは、音声で操作するサービスがすでに終わっています。中古で安く見かけても、スマートスピーカーとしては使えないので気をつけてください。今から選ぶなら、Alexa、Googleアシスタント、Siriの3つの中から比較すればOKです。
マイクは呼びかけの言葉を待って聞いている
スマートスピーカーは「アレクサ」「OK Google」のような呼びかけの言葉を聞き取るために、マイクがずっと入った状態です。寝室など声を拾われたくない場所では、本体のマイクオフのボタンを使うと安心です。
スマートスピーカーの比較は使っているスマホとサービスで決める
ここまでの比較から言えるのは、家にあるスマホと、毎月使っているサービスに合わせて選べば外れないということです。
| こんな人 | 向いているスマートスピーカー | 理由 |
|---|---|---|
| Amazonで日用品をよく買う人 | Alexa(Echo) | 声で注文できる |
| 画面でレシピや天気を見たい人 | Alexa(Echo Show) | 画面付きの機種がある |
| Androidのスマホを使っている人 | Googleアシスタント(Nest) | 同じアカウントで使える |
| YouTubeをテレビで見ることが多い人 | Googleアシスタント(Nest) | 声でテレビに映せる |
| iPhoneとApple Musicを使っている人 | Siri(HomePod) | 設定と曲の切り替えが簡単 |
表のどれにも当てはまらず、タイマーや天気が目当てなら、いちばん小さいモデルから始めるのがおすすめです。使ってみて部屋を増やしたくなったら、同じメーカーで2台目を足せば、家中への呼びかけや音楽の同時再生もできるようになります。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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