ヘッドホンは密閉型と開放型どっち?使う場所で決める選び方

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ヘッドホンを買おうとしたら、同じくらいの値段で密閉型と開放型が並んでいて手が止まった。

音の違いを説明されても、自分の使い方だとどっちがいいのかまでは分かりにくいですよね。

密閉型と開放型のどっちを選ぶかは、音の好みより先に「どこで聞くか」で決まります。違いと向いている人、店で試すときに確かめることを順番に紹介します。

1 密閉型と開放型どっちか迷ったら聞く場所で決める

オーディオテクニカ ATH-M50x

家の外でも使うなら密閉型、自分の部屋で静かに聞くだけなら開放型を選ぶのがおすすめです。

理由は、2つのヘッドホンのいちばん大きな違いが音漏れと遮音だからです。

密閉型は音が外に漏れにくく、周りの音も入りにくいヘッドホンです。

開放型は音が外に漏れやすく、周りの音もそのまま聞こえます。

電車やカフェで開放型を使うと、隣の人に音が聞こえてしまいます。

反対に、静かな自分の部屋で使うなら、音漏れは気にしなくてかまいません。

音のきれいさや低音の強さはヘッドホンごとの差も大きいので、まずは聞く場所で密閉型か開放型かを決め、そのあとで音を聞き比べる順番にすると迷いにくくなります。

2 密閉型と開放型ヘッドホンの違いは耳の外側のつくり

密閉型はイヤーカップの外側がふさがっていて、開放型は外側がメッシュなどで空気と音が通るつくりになっています。

見た目で見分けるなら、耳に当たるカップの外側を見てください。

プラスチックや木で閉じていれば密閉型、網目になっていて中の部品がうっすら見えれば開放型です。

このつくりの違いから、音の聞こえ方と使える場所が変わります。

項目 密閉型 開放型
音漏れ 少ない 多い
周りの音 聞こえにくい そのまま聞こえる
得意な音 力強い低音 伸びのある高音と広がり
長時間の聞き疲れ こもりやすい しにくい
ノイズキャンセリング 付いているものがある ほぼ無い
向いている場所 電車 カフェ 職場 静かな自分の部屋

密閉型ヘッドホンは低音が力強く聞こえる

密閉型は、カップの中の空気が外に逃げないので、低い音がしっかり耳に届きます。

ドラムやベースの音を強く感じたい人には、密閉型が合いやすいです。

外の音が入りにくいので、ノイズキャンセリング付きのヘッドホンもほとんどが密閉型です。

開放型ヘッドホンは音がこもらず聞き疲れしにくい

開放型は、カップの中に音がこもらないので、高い音がすっきり聞こえます。

音が頭の外に広がって聞こえるので、長く聞いていても耳が疲れにくいという声が多いです。

カップの中が蒸れにくいのも、開放型のよいところです。

中間のセミオープン型という選び方もある

密閉型と開放型の間に、セミオープン型というヘッドホンもあります。

カップの外側の一部だけが開いているつくりで、音漏れも音の広がりも2つの中間くらいです。

部屋で使うけれど、家族に音が少し漏れるのが気になる人は、セミオープン型も候補に入れてみてください。

3 密閉型ヘッドホンが向いている人

密閉型が向いているのは、外で使う人、周りに人がいる場所で使う人、低音を強く聞きたい人です。

当てはまるものが1つでもあれば、密閉型から探すと早いです。

向いている人1 電車やカフェでヘッドホンを使う人

通勤電車やカフェでは、音漏れが周りの人の迷惑になります。

密閉型なら音漏れが少なく、電車の走る音も小さくなるので、音量を上げすぎずに聞けます。

向いている人2 家族が寝ている横でヘッドホンを使う人

夜にリビングや寝室で動画や音楽を聞くなら、密閉型がおすすめです。

開放型だと、静かな部屋では音がはっきり漏れて、家族の耳に届いてしまいます。

向いている人3 マイクで録音や通話をする人

歌や声を録音するとき、開放型だとヘッドホンの音をマイクが拾ってしまいます。

オンライン会議でマイクを使う人も、密閉型にしておくと相手に自分のヘッドホンの音が届きません。

4 開放型ヘッドホンが向いている人

オーディオテクニカ ATH-R50x

開放型が向いているのは、静かな自分の部屋で長い時間聞く人と、周りの音も聞こえていてほしい人です。

外で使う予定が無いなら、開放型を一度試してみてください。

向いている人1 自分の部屋で何時間も音楽を聞く人

開放型は、こもりが少なく、長く聞いても疲れにくいヘッドホンです。

休みの日に2時間、3時間と続けて聞く人ほど、開放型のよさを感じやすくなります。

向いている人2 インターホンや家族の声に気づきたい人

開放型は周りの音がそのまま聞こえます。

宅配のインターホンや、子どもに呼ばれた声に気づけるので、家事の合間に聞く人にも向いています。

向いている人3 電子ピアノやギターの練習に使う人

楽器の練習では、開放型のほうが楽器の音が自然に聞こえるという声が多いです。

自分の部屋で練習するなら、音漏れも気にしなくて済みます。

5 オーディオブックや動画を聞くなら密閉型と開放型どっち

オーディオブックやラジオのように人の声を聞くなら、家の中では開放型、移動中は密閉型が聞きやすいです。

人の声は、低音ほど遮音や迫力の差が出にくい音です。

そのため、家の中では、耳が疲れにくい開放型のほうが長い時間聞き続けやすくなります。

一方で、電車の中で開放型を使うと、走る音に声がかき消されて音量を上げたくなります。

音量を上げると音漏れも増えるので、移動中は密閉型にしておくのがおすすめです。

どちらのヘッドホンでも、大きな音で長い時間聞き続けると耳に負担がかかります。耳鳴りや聞こえにくさが続くときは、使うのをやめて耳鼻科で相談してください。

家でも外でも使うなら密閉型を1台にする

1台だけで家と外の両方に使うなら、密閉型を選んでおくと困りません。

家の中で使っても問題はありませんが、開放型を外で使うと音漏れが気になります。

2台目を買うときに、家用として開放型を足すのがおすすめです。

6 ヘッドホンを店で試すときに確かめる4つ

ゼンハイザー HD 599 SE

密閉型と開放型を店で比べるときは、音だけでなく、音漏れと付け心地も自分で確かめてください。

次の4つを順番にやれば、5分ほどで違いがつかめます。

ステップ1 ふだん聞いている曲や音声を、同じ音量で密閉型と開放型の両方で聞く
ステップ2 ヘッドホンを外して手に持ち、30cmほど離れたところで音漏れを聞く
ステップ3 付けたまま3分ほど過ごして、耳の周りの圧迫や蒸れを確かめる
ステップ4 首を左右に振って、ずれないかを見る

ステップ2の音漏れは、家族がいる部屋で使う人ほど大事です。

店の中はにぎやかなので、家ではもっと音漏れがはっきり聞こえると考えてください。

メガネをかけている人は、メガネを付けたまま試すと、つるが当たって痛くないかも分かります。

密閉型と開放型ヘッドホンは使う場所でどっちか決まる

外や人のいる場所で使うなら密閉型、静かな自分の部屋だけで使うなら開放型を選べば、大きく外れることはありません。

迷ったときは、ヘッドホンを使う場所を思い浮かべて、1つでも外があるかを考えてみてください。

外があるなら密閉型、無いなら開放型を店で試すところから始めるのがおすすめです。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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