骨伝導イヤホンを付けてみたら、思ったより音が小さい。しばらくするとこめかみが痛くなってくる。
こうした困りごとの多くは、振動する部分を当てる場所が少しずれているだけです。
ここでは、骨伝導イヤホンの正しい付け方と、メガネやマスクと一緒に使うときの順番、音が小さいときや痛いときの直し方を順番に紹介します。
骨伝導イヤホンは振動部を耳の前の頬骨に軽く当てる
骨伝導イヤホンの正しい付け方は、振動する部分を耳のすぐ前にある頬骨の上に、軽く当てることです。
振動する部分は、メーカーによってトランスデューサーや振動パッドと呼ばれています。
この部分が骨に触れていないと、音が骨に伝わらず、小さく聞こえます。
メーカーの公式の案内でも、振動部は耳の外側で、こめかみの骨の少し上に楽な位置で当てると説明されています。
骨伝導イヤホンは耳の穴には入れない
骨伝導イヤホンは、耳の穴に何も入れずに使うイヤホンです。
ふつうのイヤホンのくせで耳の穴に近づけてしまう人がいますが、振動部は耳の穴のふたにはなりません。
耳の穴をふさがないので、周りの車の音や人の声も聞こえたまま音楽や音声を聞けます。
骨伝導イヤホンは強く押し付けなくても音が届く
振動部は、肌にしっかり触れていれば十分です。
強く押し付けると、こめかみや頬骨が痛くなり、高い音がきつく聞こえることもあります。
逆に浮いていると、低い音が弱くなります。
指で軽く頬を押しても痛くないくらいの強さを目安にしてください。
骨伝導イヤホンを正しく付けるコツ3選
ボタンを下に向けて持つ、首の後ろから耳に掛ける、音を流しながら位置を合わせる。この3つで付け方はほぼ決まります。
ここでは、首の後ろにバンドが回るネックバンド型の骨伝導イヤホンを例に紹介します。
コツ1 ボタンを下に向けて体の前で持つ
まず、骨伝導イヤホンを体の前で立てて持ちます。
このとき、首の後ろに回るバンドを自分側に向けて、電源ボタンや音量ボタンが下を向くように持ちます。
ボタンが上を向いたまま付けると、上下が逆になり、振動部が頬骨から外れます。
左右を逆に付けてしまう人も多いので、RとLの表示があれば先に見ておきましょう。
コツ2 バンドを首の後ろに回してから耳に掛ける
次に、バンドを首の付け根のうしろに回します。
そこから耳の高さまで持ち上げて、イヤーフックを耳の上に掛けます。
頭の上を通して付けるのではなく、首のうしろから持ち上げるのが骨伝導イヤホンの付け方です。
バンドが頭の後ろに沿って、左右の高さがそろっているか確かめてください。
コツ3 音を流しながら数ミリずつ動かして止める
最後に、音楽や音声を流しながら振動部の位置を合わせます。
骨伝導イヤホンは、当てる位置が数ミリ変わるだけで聞こえ方が変わります。
耳に近づけたり、少し前に出したりして、声がいちばんはっきり聞こえる場所で手を離しましょう。
- ボタンを下に向けて、バンドを自分側にして持つ
- バンドを首の付け根のうしろに回す
- イヤーフックを左右の耳に掛ける
- 振動部を頬骨の上に軽く当てる
- 音を流して、はっきり聞こえる位置で止める
- 位置が決まってから電源を入れて音量を合わせる
メガネとマスクとヘルメットは骨伝導イヤホンより先か後かで決める
メガネとマスクは骨伝導イヤホンより先に付け、ヘルメットは骨伝導イヤホンを付けたあとにかぶります。
順番を逆にすると、メガネのつるやマスクのひもが振動部の下に入り、頬骨から浮いてしまいます。
| 一緒に使うもの | 付ける順番 | 気をつけること |
|---|---|---|
| メガネ | メガネが先 | 振動部をつるより少し前に置く |
| マスク | マスクが先 | ひもが耳にしっかり掛かってから付ける |
| ヘルメット | 骨伝導イヤホンが先 | かぶったあとに振動部の位置を見直す |
| 帽子 | 骨伝導イヤホンが先 | つばやバンドで振動部を押さえない |
メガネの人の付け方は振動部をつるより前に置く
メガネのつると骨伝導イヤホンのイヤーフックは、どちらも耳の上に掛かります。
先にメガネをかけて、その外側に骨伝導イヤホンを掛けると、2つが重なっても痛くなりにくいです。
振動部はメガネのつるより少し前に置くと、はさまれる感じが出にくいとメーカーの公式の案内でも紹介されています。
ヘルメットは最後にかぶって位置を見直す
自転車やバイクのヘルメットは、骨伝導イヤホンを付けて電源を入れたあとにかぶります。
かぶるときにバンドが押されて、振動部が上にずれることがあります。
かぶり終わったら、振動部が頬骨の上に戻っているか指でさわって確かめてください。
骨伝導イヤホンの音が小さい痛いずれるときの直し方
音が小さい、痛い、ずれるの3つは、ほとんどが振動部の位置とバンドの傾きで直せます。
音量や本体の故障を疑う前に、まず付け方を見直してみましょう。
音が小さいときは振動部が浮いていないか見る
音が小さく聞こえるときは、振動部が肌から少し浮いていることが多いです。
髪の毛が振動部と肌のあいだにはさまっていても、音は弱くなります。
髪を耳の後ろにかけてから付け直すと、聞こえ方が変わる人もいます。
それでも小さいときは、振動部を耳に近い側へ数ミリ動かしてみてください。
こめかみが痛いときは当てる位置が上すぎる
付けてしばらくするとこめかみが痛くなるなら、振動部がこめかみに当たっていることがあります。
こめかみは骨がうすく、押されると痛みが出やすい場所です。
振動部を少し下げて、頬骨の硬いところに当て直しましょう。
位置を変えても痛みが続くときは、頭の大きさに対してバンドがきつい場合があります。
走るとずれるときはバンドの傾きを直す
走ったり首を振ったりしたときにずれるなら、バンドが左右どちらかに傾いていることが多いです。
バンドが傾くと、片方の振動部だけが浮いて、そちらの音が小さくなります。
鏡を見て、バンドが首のうしろでまっすぐになっているか確かめてください。
汗で振動部がすべるときは、付ける前に肌の汗を拭いておくとずれにくくなります。
骨伝導イヤホンを付けたまま出かけるときに気をつけること
骨伝導イヤホンでも、周りの音が聞こえる音量で使うことが大切です。
耳の穴をふさがないので、つい大きな音にしがちです。
ただ、骨伝導イヤホンも音は最終的に耳の奥に届くので、大きな音で長く聞くと耳に負担がかかります。
- 音量は、車の音や駅のアナウンスがふつうに聞こえる大きさにする
- 電車の中など静かな場所では音漏れするので、音量を下げる
- 長く使うときは、ときどき外して耳と頬骨を休ませる
- 耳鳴りや聞こえにくさが続くときは、使うのをやめて耳鼻科で相談する
自転車に乗りながらイヤホンを使うことについては、都道府県の決まりで扱いが違います。
耳をふさがない骨伝導イヤホンでも、周りの音が聞こえない状態で運転すると違反になる地域があります。
お住まいの都道府県の警察のページで、決まりを確かめておきましょう。
骨伝導イヤホンの付け方は3つ覚えればいい
ボタンを下に向けて首のうしろから掛ける、振動部を頬骨に軽く当てる、音を聞きながら位置を合わせる。この3つで骨伝導イヤホンの付け方はほぼ正しくなります。
音が小さいときも痛いときも、まず振動部の位置を数ミリ動かしてみてください。
メガネとマスクは先に、ヘルメットはあとに付ける順番も覚えておくと、外で使うときに迷いません。
次に骨伝導イヤホンを付けるときは、鏡の前で一度ゆっくり付けてみて、自分の頬骨の位置を確かめておきましょう。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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