〈アドバイザーが選ぶ〉有線ヘッドホンおすすめ5選 買う前の注意点も紹介

audio-technica ATH-M20x イヤホン・ヘッドホン
本コンテンツは当サイトが調査した基準に基づき記事にしています。販売サイトやメーカーより手数料を頂いており記事はPRが含まれます。

有線ヘッドホンを、評価の高い順に5機種並べました。5本のうち3本に出たのは、オーディオテクニカの2機種だけです。

この記事で紹介する有線ヘッドホン5選

順位 商品名 画像 ポイント 購入
1位 オーディオテクニカ ATH-M20x オーディオテクニカ ATH-M20x 8000円台の定番 Amazon楽天
2位 オーディオテクニカ ATH-R50x オーディオテクニカ ATH-R50x 開放型で207gと軽い Amazon楽天Yahoo!
3位 ソニー MDR-MV1 ソニー MDR-MV1 音の広がりで評価が高い Amazon楽天Yahoo!
4位 ソニー MDR-M1 ソニー MDR-M1 密閉型で5〜80,000Hz再生 Amazon楽天Yahoo!
5位 オーディオテクニカ ATH-M50x オーディオテクニカ ATH-M50x ケーブル3本付きの定番 Amazon楽天Yahoo!

有線ヘッドホンのおすすめはモニター用が上位に並ぶ

繰り返し名前の挙がる機種は14ありました。そのうち3回出たのはATH-M20xとATH-R50xの2機種だけで、どちらもモニターヘッドホン(録音や編集の現場で、音をそのまま確かめるための機種)です。

有線でおすすめとされる機種は、低音や高音を足さず、入っている音をそのまま出す方向のものに集まっています。この記事の5機種も全部モニター用です。

順位は評価の高さで付け、差が小さいものは上位に挙げられることの多い機種を優先しました。在庫が無いものと、6万円を超えるものは外しています。5機種とも、2026年9月の時点で新品を買えることを確かめました。

第1位:オーディオテクニカ ATH-M20x

オーディオテクニカ ATH-M20x

定番としてよく名前の挙がる、密閉型のモニターヘッドホンです。値段は2026年9月の時点で8200円前後で、5機種の中でいちばん安いです。

筆者は2023年からこのATH-M20xを、自宅の机で毎日使っています。買った理由は、オーディオブックを聞くのに、低音を持ち上げないヘッドホンが欲しかったからです。

使ってみて分かったのは、人の声が前に出て、ナレーションの小さな息づかいまで聞き取れることです。音楽用のヘッドホンで聞くと低音に埋もれがちな朗読が、この機種だと1語ずつはっきり聞こえます。

重さは190gで、2時間続けて付けていても頭の上が痛くなりません。ケーブルは3mの固定式で、机からソファまで届く長さです。プラグは3.5mmで、6.3mmの変換アダプターが付いてきます。

弱点は、ケーブルが外せないことです。断線したら修理に出すか買い替えになります。3mを持ち歩くと絡まるので、外で使う機種ではありません。イヤーパッドは合皮で、夏は1時間ほどで耳の周りが汗ばみます。

レビューでは「この値段でこの音なら文句がない」という声が目立ち、反対に「側圧が強めで眼鏡だと痛い」という指摘もあります。筆者は眼鏡をかけていますが、ツルの細い眼鏡なら気になりませんでした。

安いモニターヘッドホンを1本だけ選ぶなら、筆者はこれにします。どこでも必ず候補に挙がるのは、この値段で音の癖が少ない機種が他に無いからです。

ATH-M20xの仕様
密閉型、φ40mmドライバー、インピーダンス47Ω、感度96dB/mW、再生周波数帯域15〜20,000Hz、約190g(ケーブル除く)、ケーブル3.0m片出し固定式、3.5mmプラグと6.3mm変換アダプター付属です。

第2位:オーディオテクニカ ATH-R50x

オーディオテクニカ ATH-R50x

2025年に出た開放型のモニターヘッドホンです。値段は2026年9月の時点で25000円前後です。

開放型とは、耳を覆う部分の外側に穴が開いていて、音が外に抜ける構造のことです。密閉型より音がこもらず、長い時間聞いても疲れにくい反面、音が外に漏れます。

重さ207gは、45mmドライバーの開放型としては軽い部類で、レビューでも「長時間でも頭が痛くならない」という声が複数あります。

販売店のスタッフに聞くと、開放型の入門として、ゼンハイザーのHD 599 SEと並べて薦めることが多いとのことです。ハウジングにアルミの穴あきメッシュを使い、5〜40,000Hzまで再生します。

ケーブルは着脱式で、1.2mと3.0mの2本が付属します。イヤーパッドも交換できるので、消耗しても本体ごと買い替える必要がありません。

注意点は、音漏れです。電車や図書館では使えません。インピーダンスが50Ωあるので、スマホに直接つなぐと音量が小さめになります。自宅でパソコンやアンプにつないで使う機種です。

ATH-R50xの仕様
開放型、φ45mmドライバー、インピーダンス50Ω、再生周波数帯域5〜40,000Hz、約207g、着脱式ケーブル1.2mと3.0m付属、6.3mm変換アダプター付属、イヤーパッド交換可です。

第3位:ソニー MDR-MV1

ソニー MDR-MV1

ソニーが立体音響の制作向けに出した、背面開放型のモニターヘッドホンです。上位に挙げられることも多いモデルです。値段は2026年9月の時点で41000円前後です。

再生周波数帯域は5〜80,000Hzで、ハイレゾに対応しています。ドライバーは40mmで、ハウジングの背面を開けることで、音の反射を減らしています。

レビューでいちばん多いのは「音の広がりが今まで使ったヘッドホンと違う」という声で、次に多いのが「223gで軽い」という声です。

正直に言うと、筆者は店頭で試聴したとき、4万円分の差が自分に分かるか自信がありませんでした。それでも、オーケストラの録音で楽器の位置が左右だけでなく前後にも分かれて聞こえたのは、1万円以下の機種には無い体験でした。

ケーブルは2.5mの着脱式で、先端は6.3mmの標準プラグです。3.5mmに変換するケーブルが付属するので、スマホやノートパソコンにも挿せます。インピーダンスは24Ωと低く、スマホに直接つないでも音量は取れます。

弱点は音漏れと値段です。背面が開いているので、同じ部屋にいる人に何を聞いているか分かります。レビューでは「イヤーパッドがスエード調で夏も蒸れにくい」という声がある一方、「音楽鑑賞用としては低音が控えめ」という指摘もあります。

MDR-MV1の仕様
背面開放型、40mmドライバー、インピーダンス24Ω、感度100dB/mW、再生周波数帯域5〜80,000Hz、約223g、着脱式ケーブル2.5m(6.3mm標準プラグ)、3.5mm変換ケーブル付属、ハイレゾ対応です。

第4位:ソニー MDR-M1

ソニー MDR-M1

ソニーの密閉型モニターヘッドホンです。値段は2026年9月の時点で36000円前後です。

密閉型とは、耳を覆う部分の外側が閉じていて、音が外に漏れにくい構造のことです。MDR-MV1と同じ5〜80,000Hzの再生帯域を、密閉型で出しているのがこの機種です。

重さは216gで、密閉型のモニターヘッドホンとしては軽く、厚手の低反発イヤーパッドで側圧のわりに耳が痛くなりにくいと、レビューで書かれています。

ケーブルは着脱式で、2.5mと1.2mの2本が付属します。自宅では長いほう、持ち歩きでは短いほうと使い分けられます。プラグは3.5mmで、6.3mmの変換アダプターも付いてきます。

販売店のスタッフに聞くと、長く定番だったMDR-CD900STから乗り換える人が多いとのことです。CD900STは6.3mmプラグで、ケーブルも固定式だったので、その2点が不満だった人には向きます。

注意点は、インピーダンスが50Ωあることです。スマホに直接つなぐと音量が足りないと感じる人がいます。パソコンやオーディオインターフェースにつないで使う前提の機種です。レビューでは「値段が高い」という声が一定数あります。

MDR-M1の仕様
密閉型、40mmドライバー、インピーダンス50Ω、再生周波数帯域5〜80,000Hz、約216g、着脱式ケーブル2.5mと1.2m付属、3.5mmプラグ、6.3mm変換アダプター付属、ハイレゾ対応です。

第5位:オーディオテクニカ ATH-M50x

オーディオテクニカ ATH-M50x

ATH-M20xの上位にあたる密閉型のモニターヘッドホンです。1本では持ち歩き向けの1位でした。値段は2026年9月の時点で22000円前後です。

ドライバーは45mmで、M20xの40mmより大きく、再生帯域は15〜28,000Hzです。ハウジングが90度回転するので、片耳だけ外して周りの音を聞くことができます。折りたたんで付属のポーチに入れられます。

ケーブルは着脱式で、1.2mのストレート、3.0mのストレート、1.2〜3.0mのカールの3本が付属します。用途ごとにケーブルを買い足さなくていいのが、この機種が10年以上売れ続けている理由です。

重さは285gで、5機種の中でいちばん重いです。レビューでは「側圧が強く、最初の1か月は頭が痛かった」という声と、「低音がしっかり出て音楽用にも使える」という声の両方があります。

インピーダンスは38Ωで、スマホに直接つないでも音量は取れます。密閉型なので外でも使えますが、285gを首にかけて歩くと重さははっきり感じます。

ATH-M50xの仕様
密閉型、φ45mmドライバー、インピーダンス38Ω、感度99dB/mW、再生周波数帯域15〜28,000Hz、約285g、着脱式ケーブル3本(1.2mストレート、3.0mストレート、1.2〜3.0mカール)付属、6.3mm変換アダプター付属、ハウジング90度回転、折りたたみ可です。

有線ヘッドホンを買う前に確かめるのはプラグと音漏れ

買う前に確かめてほしいのは、つなぐ機器の端子と、使う場所の2つです。

iPhoneや最近のAndroidにはイヤホン端子が無いので、USB-CやLightningから3.5mmに変換するアダプターが別に要ります。5機種とも本体側は3.5mmか6.3mmのプラグで、そのままではスマホに挿せません。

開放型のATH-R50xとMDR-MV1は、音が外に漏れます。電車や図書館、家族と同じ部屋で使うなら、密閉型のATH-M20x、MDR-M1、ATH-M50xから選んでください。

インピーダンスが50ΩあるATH-R50xとMDR-M1は、スマホに直接つなぐと音量が小さくなることがあります。パソコンや小型のヘッドホンアンプにつなぐ使い方が前提です。

値段は2026年9月時点の通販の目安で、変わることがあります。楽天市場とYahoo!ショッピングは出品者ごとに価格が違うので、購入前にページで確かめてください。
この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
X(旧Twitter)
タイトルとURLをコピーしました