ヘッドホンの密閉型と開放型の見分け方|外側と仕様表で分かる4つの方法

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手元のヘッドホンが密閉型なのか開放型なのか、箱も説明書もなくて分からないことがありますよね。電車で使って音漏れしていないか、気になっている人も多いと思います。ヘッドホンの密閉型と開放型は、外側の作りと仕様表を見ればほとんど見分けられます。見た目で分かる場所から、音で確かめる方法まで順番に紹介します。

密閉型か開放型かはハウジングの外側を見れば分かる

オーディオテクニカ ATH-AD500X

ヘッドホンの密閉型と開放型は、耳を覆うカップの外側がふさがっているか、メッシュや穴で外に開いているかで見分けます。

このカップの部分をハウジングと呼びます。

外側がプラスチックや金属の板で、つるんとふさがっていれば密閉型です。

外側が網目のメッシュになっていて、奥の部品がすけて見えるなら開放型です。

まずは手元のヘッドホンを裏返して、カップの外側を見てみてください。

多くのヘッドホンは、これだけで密閉型か開放型かが分かります。

密閉型と開放型の違いはカップの中の空気が外に出るか

オーディオテクニカ ATH-M50x

密閉型はカップの中の空気を閉じこめる作りで、開放型はカップの中の空気が外に出入りする作りです。

ヘッドホンの中には、音を出すドライバーユニットという部品が入っています。

ドライバーユニットは前にも後ろにも音を出しています。

密閉型は、後ろに出た音をハウジングでふさいで外に出しません。

そのため外に音が漏れにくく、外の音も入りにくくなります。

カップの中で音が響くので、低音に厚みが出やすいのも密閉型の特徴です。

開放型は、後ろに出た音をそのまま外に逃がします。

音がこもりにくく、スピーカーで聞いているときに近い広がりのある音になります。

その代わり、外に音が漏れやすく、外の音もよく聞こえます。

比べるところ 密閉型 開放型
ハウジングの外側 ふさがっている メッシュや穴で開いている
音漏れ 少ない 多い
外の音 聞こえにくい よく聞こえる
音の傾向 低音に厚みが出やすい こもりにくく広がりがある
向いている場所 電車 オフィス 録音 静かな自宅

ヘッドホンの密閉型と開放型を見分ける方法4つ

見た目で分からないときは、仕様表と音漏れの2つを確かめると密閉型か開放型かがはっきりします。

上から順にやれば、多くの場合は1か2で分かります。

1. ハウジングの外側にメッシュや穴があるか見る

カップの外側を、明るい場所で斜めから見ます。

網目の向こうに部品やスポンジがすけて見えれば開放型です。

ロゴの入った板でふさがっているだけなら密閉型と考えてOKです。

2. 仕様表の型式の欄で密閉型か開放型かを確認する

メーカーの製品ページや説明書の仕様表には、型式という欄があります。

ここに「密閉ダイナミック型」「オープンエアーダイナミック型」のように書かれています。

「密閉」「クローズド」とあれば密閉型、「オープン」「開放」とあれば開放型です。

型番が分かれば、型番で検索するとメーカーのページが出てきます。

型番はヘッドバンドの内側や、カップの内側に小さく書かれていることが多いです。

イヤーパッドを外すと、その下に型番のシールが貼られているヘッドホンもあります。

パッドは引っぱると破れることがあるので、外し方が分からないときは無理に外さないでください。

3. 音を流してヘッドホンの外側から音漏れを聞く

いつもの音量で音楽を流したまま、ヘッドホンを外します。

左右のカップを合わせて腕を伸ばし、どのくらい聞こえるかを確かめます。

何の曲か分かるほど聞こえるなら、開放型か、音量が大きすぎるかのどちらかです。

音量を半分くらいまで下げても曲が分かるなら、開放型の可能性が高いです。

密閉型でも、イヤーパッドがへたってすき間ができていると音漏れが増えます。

パッドの表面が破れていたり、スポンジがつぶれていたりしないかも見ておきましょう。

4. つけたまま外の音の聞こえ方を比べる

音楽を止めた状態でヘッドホンをつけ、部屋のテレビや人の声を聞きます。

つける前とほとんど変わらずに聞こえるなら開放型です。

声が遠くで鳴っているくらいに小さくなるなら密閉型です。

音漏れを確かめるときは、家族や友人に横に座ってもらって聞いてもらうのも分かりやすいです。自分ではつけているときの音漏れを聞けないので、人に聞いてもらうのがいちばん確実です。

セミオープン型のヘッドホンは密閉型と開放型の中間

AKG K240MK2

外側の一部だけに穴やスリットがあるヘッドホンは、セミオープン型の可能性があります。

セミオープン型は、半開放型とも呼ばれます。

開放型ほど音は漏れませんが、密閉型よりは外に音が出ます。

見た目では、外側が全部メッシュではなく、ふちに沿って細いすき間が並んでいるものが多いです。

見た目だけで密閉型と開放型のどちらかに決めようとすると、ここで迷いやすいです。

迷ったら、方法2の仕様表で型式を見るのがいちばん早いです。

セミオープン型は、仕様表では「セミオープン」「半開放型」と書かれています。電車で使うときは、開放型と同じように音漏れに気をつけてください。

小さな穴があっても密閉型のヘッドホンもある

ハウジングに小さな穴が1つか2つあるだけなら、密閉型であることが多いです。

ワイヤレスのヘッドホンやノイズキャンセリングのヘッドホンには、外側に小さな穴が開いているものがあります。

この穴は、マイクが外の音を拾うためのものや、カップの中の空気の圧を逃がすためのものです。

開放型のように外側全体が開いているわけではないので、音漏れは少ないです。

穴の大きさと数で見るのがコツです。

外側の広い範囲が網目になっていれば開放型、小さな穴がぽつぽつあるだけなら密閉型と考えると見分け方として分かりやすいです。

どうしても分からないときは、やはり仕様表の型式を確かめてください。

通勤は密閉型 自宅でじっくり聞くなら開放型のヘッドホン

電車やバスで使うなら密閉型、静かな自宅で音楽を聞くなら開放型を選ぶのがおすすめです。

開放型を電車で使うと、小さめの音量でも周りに聞こえることがあります。

手元のヘッドホンが開放型だと分かったら、外では使わず家で使うようにしましょう。

密閉型でも、音量を上げすぎると音は漏れます。

外で使うときは、スマホの音量の半分以下を目安にしておくと安心です。

自宅で長い時間使う場合は、こもりにくく耳まわりが蒸れにくい開放型のほうが楽に感じる人が多いです。

オンライン会議や楽器の練習で自分の声や音を録る場合は、マイクに音が入りにくい密閉型が向いています。

ヘッドホンの密閉型と開放型は外側と仕様表の2つで見分ける

ヘッドホンの密閉型と開放型の見分け方は、ハウジングの外側を見ることと、仕様表の型式を確かめることの2つで十分です。

外側がふさがっていれば密閉型、メッシュで開いていれば開放型です。

一部だけすき間があるならセミオープン型の可能性があります。

見た目で迷ったら、型番で検索して仕様表を見てください。

まずは手元のヘッドホンを裏返して、どの型か確かめてみましょう。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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